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ぬくぬくをどうぞ

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幅広の100%ニューウールを縮めて厚さ5mmのフェルト地に仕上げています
通気性が良く、軽くて温かいウールの特性を生かした快適な室内履き
丸洗いもできて、本底はラテックスコーティングで丈夫で滑りにくくパタパタの音もありません
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HAFLINGER パントッフェル 8,400円<レディス22-25cm、メンズ25-28cm>
リピーターは本当に多いんです
そういう私ももう4代目ですね

こういうあったかい実用的な室内履きは
クリスマスやお誕生日などのプレゼントにもお薦めですね

あったかいといえば・・・
今朝の通勤途中でのこと
普段は無茶な運転や渋滞で気分が冴えないことが多いのだけど、
信号待ちのときに横に止まった車
レイバンのウエィフェラーをかけスーツ姿のナイスミドルが指を鳴らし(指パッチン?)ノリノリで歌っていた
思わず噴き出して笑って、とても温いキモチになれましたー!
何を歌っていたのかがとても気になるわけで。。。
# by me-ness | 2009-11-08 11:48

沖縄の友人

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アクセサリーショップのSくんが子どもを連れて沖縄へ帰っていった
「ふくしさん、いつでも遊びにきてくださいよ。ここはなんにも無いけど、それ以外ならなんでもありますよ。」って電話で笑っていた


僕の大好きな詩人 山之口 獏さん
生涯お金に困っていたのに、沖縄出身ということで困っていたのに
獏さんの詩は とても優しくて寂しくて強く心をうたれる



 ミミコの独立   


とうちゃんの下駄なんか

はくんじゃないぞ

ぼくはその場を見て言ったが

とうちゃんのなんか

はかないよ

とうちゃんのかんこをかりてって

ミミコのかんこ

はくんだ と言うのだ

こんな理屈をこねてみせながら

ミミコは小さなそのあんよで

まな板みたいな下駄をひきずって行った

かますの上に

赤い鼻緒の

赤いかんこが

かぼちゃと並んで待っていた






 蠅


ぼくらのことをこの土地では

疎開 疎開で呼び棄てるのだ

炭屋にいるのが

すみや疎開

卵屋にいるのが

たまごや疎開

前の家のがまえの疎開

裏の家のがうらの疎開

ぼくの一家もまたうちそろって

安田家の背中にすがっているものだから

やすだ疎開と呼び棄てるのだ

いずれはみんなこの土地を

追っぱらわれたり飛び立ったりの

下駄ばき靴ばきの

蠅なのだ

ぼくらはこの手を摺り摺りするが

天にむかって

気を揉み合っているのだ




僕は戦後のこのような差別が存在していた事を知らなかったし、あの大戦では、沖縄で日本最大の地上戦があったことは知っていたが、何も解ってはいなかった





 沖縄よどこへ行く (一部抜粋しています)


蛇皮線の島
泡盛の島

詩の島
踊りの島
唐手の島

パパイヤにバナナに
九年母などの生る島

蘇鉄や竜舌蘭や榕樹の島
仏桑花や梯梧の真紅の花々の
焔のように燃えさかる島

いま こうして郷愁に誘われるまま
途方に暮れては
また一行づつ
この詩を綴るこの僕の生んだ島
いまでは琉球とは名ばかりのように
むかしの姿はひとつとしてとめるところもなく
島には島とおなじくらいの
舗装道路が這っているという
その舗装道路を歩いて
琉球よ
沖縄よ
こんどはどこへ行くというのか




南の国の話しではない、同じ日本なのだ
解決しなければならない事はたくさんあると思う、けども、だから

沖縄に住む人々、Sくんとその子どもたちが一日も早く心安らかに暮らせますよう
# by me-ness | 2009-11-07 19:30

オーストラリアにて

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今でも忘れられない顔がある
いや、正確にいうと真っ直ぐ僕を見つめる目だ

20年近く前、僕は一人でメルボルンからレンタカーをとばし北へ数百キロのところにあるTocumwalという小さな町に友達を訪ねていった
友人のTimさんと2人でその町のバーに出かけたある晩のこと
そこはアイリッシュパブスタイルでカウンターに腰をかけるスツールが少しとテーブル席が2つ
店内は広く、皆グラスを持って立ちながら陽気に飲み、喋っている

ビールをおかわりにカウンターに行くと、傍に寄りかかって飲んでいる一人の年配の男から声をかけられた
「あんた、どこから?」
「日本からです。」
その町はグライダーで飛ぶのに適した場所で、小さいながらもきちんと整備された飛行場があり、ヨーロッパ中から大勢のグライダー乗りが来ていた
しかし、日本人はまだ珍しいようだった

その男は真っ直ぐ僕を見つめ
「俺の親父はあんたら日本人に殺された。」
「え、何?」

周りには陽気なオージー達が大勢酔っ払っていて大変な騒ぎ
男は視線を少しも外さずに僕に向ける
「ダーウィンでの空襲だ。」
「日本が?」
「お前は第2次世界大戦を知らんのか?」
「そんな事ぐらいは知っている。」
「じゃあ、日本がオーストラリアを何度も攻撃した事は?」
「申し訳ない。俺はそれは知らなかった。」

Timさんが気が付き様子を伺いに来てくれた
「彼が攻撃をしたわけではないだろ。それに生まれてもいない。彼はまだ若い。」
「・・・・・・・」
「もう昔の事だ。今は平和がやって来て、日本人も大勢来る。」近くにいた若い男も気を遣ってくれたのか
「日本人は金持ちだから、たくさんお金を落としてくれるんだ。だからそんな事言わずに大事にもてなせ。」

友人や周りの男たちにも気遣わせた
でも、僕には何も答えられなかった
残念だし、自分が半人前の男のようで非常に悔しい思い出である
このような無知は恥ではないか!
# by me-ness | 2009-11-07 09:38

未だ肉食なり

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PINK FLOYD   THE DARK SIDE OF THE MOON
 
先日書いたレコード屋のKさんとお師匠さんのSさんと3人で久しぶりのお酒

「つまみどうしましょうか?」と僕
「えーっと、さつま揚げに刺身盛り合わせに、タコのから揚げ・・・あ、あとお新香ね。」
「肉が無い・・・です。」
「あー、もう脂っこいのはいらないなぁ。」
「さ、さようで。」

実はその前に僕は友達のQちゃんからの日記を読んでいた
その日の彼女の日記には
『只今、体が肉&油補充期間につき。 ファミチキとケンタを一気食い~』
と、書かれていたのだ
なのでもうどうしようもなく脂こってりが欲しかったのだが、その場では遠慮して
やっぱり食べ物にも気をつけるべきだよなと納得しながら、楽しい飲み会を過ごさせていただいた

皆さんとお別れして、一人帰り道
その途中、オレンジに黒い文字のお馴染みの看板が目に入ってきた(入ってきてしまった)
どうにも抗えずにそのお店に入り「並とタマゴください。」
嗚呼、こんな時間なのに・・・吉牛

僕は未だ肉食でありまして。。。そしてその日の牛丼は、とても旨かったであります
# by me-ness | 2009-11-06 09:36

宮原BCでございます

宮原BCでございます_c0207873_15485857.jpg

「こんな事聞いて申し訳ないんですけど、この前いただいた、かりんとう・・・あれってまだあります?」

昨日こんな電話を桶川市のSさんからいただいた
以前(おなじみの!)吉祥寺のオートフィッツさんからご紹介いただいて僕のお店で山靴を購入いただき、僕がその時にかりんとうを差し上げたのだ
で、そのかりんとう というのが、(おなじみの!!)山口のムッシーさんから教えていただいてまとめ買いしておいたもの
Sさん今月にヒマラヤのBC(ベース・キャンプ)に行かれるそうで、その際の携行食に是非もって行きたいとのこと

吉祥寺からご紹介いただいて宮原で靴を買って、山口からご紹介いただいたかりんとうをお取り寄せして、また宮原で買って、それを持ってヒマラヤへ行く・・・
う~ん、僕の店もある意味BCなのかも(笑)

さらにこの、かりんとう、作っているのは・・・カマボコ屋さん!?超マイナーなのですがお味はもうタマランですー!!
興味ある方は当店まで!(ふくしくん、また変な事してるよー!ってYさんにまた突っ込まれるな・・・)
# by me-ness | 2009-11-05 20:37

Life in Technicolor~天然色の人生~靴を通して 日々の気づきや思いを お伝えします


by me-ness